Column
質疑応答
質問1) (株)総合物流システムのレンズリサイクルシステムを利用する場合、切削粉専用バケツには何枚分くらいの切削粉が収容できるのでしょうか?
 
回答)

 切削粉の含水状態により収容量(枚数)が異なります。
およその枚数を求めるために次のような式を考案してみました。

全容積×含水状態×比重(g/立法cm)÷(目安15g)=(目安枚数)

バケツの収容量が10kg(1000立方cm)ですから、含水状態による切削粉の量と収容枚数の関係は下記のとおりです。

ペースト状 1/3      290枚 (図12参照)
ブロック状 1/2      430枚    
フレーク状 1/2〜1/4  430枚〜220枚
(ほぐれ方の程度による)  (図13参照)
パウダー状 1/4      220枚  (図1参照)
ペースト状からブロック状までは、含水率が下がることにより切削粉の収容量が増しますが、ブロック状からフレーク状を経てパウダー状に至ると、乾燥により切削粉の間のスキマが増え、全体のカサが増えますので、収容量は減少します。
質問2) 消泡剤を使用すると堆積物が固くなり、上澄みが濁っているのですが?
 
回答)
堆積物の固さや上澄みの濁りは、消泡剤の使用の関係はあまりないと思います。

 堆積させると上澄みが湧いてくるのは、「深層ろ過」といわれる現象です。ガラスの切削粉の場合、この現象が顕著に見受けられます。これは、粒子の沈降速度が速い(比重が大きい、粒子が大きい)場合には、短時間でおきる現象です。先ほど見本としてご覧にいれましたが、ペースト状のガラスの切削粉をペットボトルに詰め、湧き上がった水を取り除いていくと、セメントの様に固まることがご確認頂けたと思います(図4参照)。

 一方、プラスチック切削粉は比重が軽く、非常に小さい粒子も含まれていることから、深層ろ過現象もガラスのようには行きません。水がたくさん含まれている状態で、バケツなどの固い容器内で自然沈降による堆積を行うには、気の遠くなるような長い時間がかかります。
 ただし、ペースト状になった切削粉ならば、深層ろ過現象によって、1cm〜2cm位の上澄みが比較的早く湧き上がってきます。上澄みの除去は、堆積物の表面がある程度固まったことを確認してから行う必要があります。
 硬い容器内では上記のような方法になりますが、どのようにしてペーストの状態にもっていくかが、課題として残るところです。プラスチック切削粉の処理は、布でろ過をし、そのまま放置して脱水・乾燥させる方が、はるかに短時間で処理できます。しかも、布袋の中の切削粉は容易にほぐすことができて、容器への移し替えも簡単です。

以 上

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