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4. 含水切削粉(集じん泥)の廃棄物処理

廃棄物処理は、廃棄する際に扱い易いということが大切です。
集じん泥は、脱水(減容)の程度により、ペースト状、ブロック状、フレーク状に変化させることができます。


プラスチック粉の含水状態(界面活性剤含む)

図12

 ろ過直後のペースト状の集じん泥は、切削粉が1/3、水が2/3の状態です。この状態では手にべとつくので取り扱いが難しいのですが、ここから水がひとつ抜けて切削粉と水の割合が同量になると、しっかりと固まったブロック状になります。これは切削粉の間隙に水がまんべんなく入り込んで、水が接着剤のような働きをしているためにブロック状に固まると考えられます。
 この状態からさらに水が抜けて、切削粉が2に対し水が1の割合になると、切削粉どうしをくっつけていた水が抜けて隙間ができるので、ほぐれ易くなります。この状態をフレーク状と呼んでいます。フレーク状になった切削粉は適度に水分がありますので固くもなく、舞い上がることもないので廃棄する際に扱い易いのが特徴です 。


図13

(廃棄する上で考えたいこと)
 廃棄物の収集・運搬・処理を行う人たちの労働安全のことも考慮する必要があると思います。一般廃棄物で出した場合、廃棄物を収集・運搬・処理する人たちが、それが何であるかを知らずに取り扱うということを考慮しなければなりません。ビニール袋の中に入れて排出した場合、運搬や処理作業中に袋が破れて悪臭が漂ったり、乾燥した切削粉が舞いあがったりすれば、「いったいこれは何だ?」ということになるでしょうし、べとついた泥で収集車や処理設備が汚れたりすれば、それを水で洗い流すこともあるでしょう。それが下水に流れるといったことになれば、せっかくろ過したことが無駄になってしまいます。
 産業廃棄物として排出すれば、管理はしっかり行われますが、面倒な手続きと、廃棄物の最終処理までの管理責任が求められます。私共は長い間、産業廃棄物として排出しておりましたが、土嚢袋で出すように言われておりましたので、保管場所の床が汚れたり、雨が降ると流れ出したりといった苦労がありました。まさに「粉まみれ」になって格闘していたのでございます。
 数年前にレンズリサイクルシステムが立ち上がった時には、私共はいち早く参加を決めました。専用のバケツ(蓋つき)が提供されますので、保管しやすくなったこと、保管中に悪臭を封じ込めることができるのが便利です。費用は産廃排出時の倍額になってしまいましたが、リサイクルなので、廃棄物ではなく資源として扱われ、マニュフェスト伝票の交付も不要という利便性があります。サーマルリサイクル(補助燃料として再利用)されることで、環境への負荷はずっと少なくなったと言えます。

(おわりに)
 いま、加工技術者ができることをまとめると、次の3点になるかと思います 。

おわりに

環境問題への関心は日に日に高まりつつあります。身近な事柄から徐々に積み重ねていくことが大切ではなかろうかと思います。



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